1. 統合医療女性の会
  2. 第17 回日本統合医療学会東京大会 公開講座「統合医療の世紀」
    〈統合医療女性の会〉報告書

2013.12.20 /第17 回日本統合医療学会東京大会 公開講座「統合医療の世紀」〈統合医療女性の会〉報告書

12 月20 日(金)日本赤十字看護大学•広尾キャンパスにて、〈統合医療女性の会〉は、第17 回 日本統合医療学会東京大会の公開講座「統合医療の世紀」の第二部として二つの講座を開きました。

一つは、聖路加国際病院のブレストセンター長で乳腺外科を専門とされている山内英子先生による講演「乳がん医療のリアル」、もう一つは、作家として多くの著作があり臨床医としても活躍されている香山リカ先生と、当会の世話人•板村論子先生による対談「中年期女性のクライシス」です。

この冬いちばんの大型低気圧の接近で天気はあいにくの荒れ模様となりましたが、収容人数500 人の「広尾ホール」が熱気に包まれるほど、たくさんの聴衆の方々にお集りいただき、大成功のうちに幕を閉じました。

統合医療の世紀 写真

対談風景:左から板村論子先生、香山リカ先生、司会小山悠子先生


山内英子先生

山内先生による「乳がん治療のリアル」では、今年、ハリウッド女優アンジェリーナ・ジョリーの乳房切除で注目された遺伝子診断や予防切除の最前線、乳房を可能な限り傷つけずにがんを取り除く最新の術法などについてお話いただいたほか、母として妻として生きる乳がん患者が抱えるメンタルやキャリアの問題、さらに母親の病気に直面することになった子供の心のケアまで、長年の臨床経験を踏まえ、幅の広い内容について非常に細やかに教えていただきました。講演の最後に山内先生が朗読された詩「転身――蝶よりバラへ」はすばらしく、会場のあちらこちらから感動の溜息が漏れ聞こえてきたのを記憶しています。


香山先生と板村先生による「中年期女性のクライシス」は、閉経にともなうホルモンバランスの乱れ、子供の自立や夫婦関係の変化、キャリアパスの転機など、心身の両面でクライシスに直面しがちな40 代後半から60 代前半にかけての女性の問題について語り合っていただきました。メンタル面の問題に関しては、森田療法をはじめとする精神療法における対応例について意見を交わし、がんや更年期障害を含めた中年期特有の身体面の問題に関しては、ホメオパシーなどの統合医療の効用について具体的に伺うことができました。さらに、日々の生活を女性としてよりよくすごす秘訣など、司会の小山悠子先生(サンデンタルクリニック院長、当会世話人)も交え、プライベートの話題もざっくばらんに披露しての笑いの絶えない対談となりました。

 

8 月に東京大学で開催した発足記念セミナー「かしこく、ていねいに食べる」に続き、〈統合医療女性の会〉としてこれが二度目の本格的な活動となりました。来年も、公開講座や公開セミナーと通じ一般の女性の方々に向けて情報発信を続けていく予定です。

M.S 記

このページのトップに戻る